2017年02月

2016年末に定年退職しました。 このブログでは、埼玉県比企郡鳩山町を中心にした植生写真を掲載します。 その他、その地誌、趣味の木工、旅行、お酒にも触れます。

サンシュユ(山茱萸)の花開いたぞ

落葉小高木のサンシュユが5分咲きとなりました。
我が家の小庭で、マンサクに次いで春に咲く花です。
いよいよ春を感じてきました。

Photo. 1 をご覧ください。


ミズキ科>ミズキ属>サンシュユ(山茱萸)
[学名]: Cornales Cornus officinalis Sieb. et Zucc.


1) 学名のCornalesは、ツツジ科の科名です。
2) Cornusは、ミズキ属の属名です。「cornu(角)に由来する語。材質の堅いのを意味する」[#1]
3) officinalis は、「薬用の、薬効のある」[#2]という意味の種小名です。
4) Sieb. et Zucc. は、初めて命名した原命名者が Sieb. Zucc. であることを表記しています。
ここで、Sieb.はPhilipp Franz von Siebold の、Zucc. はGerhard Zuccariniの略記です[#3]


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Photo. 1  サンシュユ(山茱萸) Cornales Cornus officinalis Sieb. et Zucc.


Photo. 2 は、まだ1分咲のウメの写真です。
我が家のウメは、遅咲きです。

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Photo. 2 

石坂の森のウォークで春を感じました!

本日は、鳩山町の石坂の森を回遊しました。

林内には常緑低木のアオキ(青木)、サカキ(榊)、ヤブコウジ(藪柑子)、アセビ(馬酔木) などが見られました。

数こそ少ないですが、アセビにはPhoto. 1 に示しますように既に花を持つ個体もありました。
立春過ぎでもあり、春が近接していることを時間しました。


ツツジ科>アセビ属>アセビ(馬酔木)
[学名]: Ericaceae Pieris japonica (Thunb.) D.Don ex G.Don subsp. japonica


1) 学名のEricaceaeは、ツツジ科の科名です。
2) Pierisは、アセビ属の属名です。「ギリシャ神話の詩の女神 Pieris から採った名。ツツジ科アセビ属。」[#1]
3) japonica は、日本産のという種小名です。
4) (Thunb.) は、初めて命名した原命名者がThunb.であることを表記しています。
      Thunb.は、Carl Peter Thunberg ということです。
5)D.Don ex G.Don が学名を変更したことを表記しています[#2]
      D.Don ex G.Donは、David DonとGerge Don ということです[#2]
6)subsp. japonica は亜種名を表し、 japonicaが亜種名であることを示しています。

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Photo. 1   アセビ(馬酔木) Ericaceae Pieris japonica (Thunb.) D.Don ex G.Don subsp. japonica


 石坂の森内の見晴らしの丘からは、群馬県の赤城山の他、雪を被った日光の山々が飛び込んできました。
Photo. 2 (a) には、見晴らしの丘からの北方向の近景写真をのせました。
赤城山系が、認識できますでしょうか。
またPhoto. 2 (b) には、見晴らしの丘からの北北東方向の遠景写真をのせました。
薄っすらですが、日光山系を認識できますでしょうか。


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                                  (a)                                                                         (b)
Photo. 2   石坂の森内の見晴らしの丘からの近景(a) と遠景(b):
近景には赤城山系、遠景には日光山系を見だされます。



参照文献
[#1]: "属名解説". 百科瞭然. http://www.geocities.jp/nonkihoke/ryozen/zokumeik.htm#[D]
[#2]: "植物学者の略記一覧(M-R)". https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%8D%E7%89%A9%E5%AD%A6%E8%80%85%E3%81%AE%E7%95%A5%E8%A8%98%E4%B8%80%E8%A6%A7_(M-R)#P




ウォーク・ルーティンの終了

本日も東松山市の市民の森をウォークしました。

埼玉でも古刹として大変有名な正法寺(岩殿観音)が本日のウォークの出発地でした。

正法寺に関しましては、千手観音、梵鐘、算額、仁王像、石段、門前町など興味深い事項が多々あり、いずれ個別にじっくり考察したいと考えています。

さて本日は、境内にありましたシダ植物に関しましてご案内いたします。

Photo. 1, 2 に示しますシダ植物が、崖に存在していました。

1回羽状複葉、1-3対の側羽片と頂羽片、辺縁は不規則な鋸歯縁等の特徴からマツザカシダ(松坂羊歯)と推定されます。葉の表面は緑色で、中央には白斑はみられませんでした。
この推定の根拠は、参考文献 [#1] に基づきます。
前回ご案内のイノモトソウとは同属です。イノモトソウに存在しました特徴的な中軸の翼はありません。


イノモトソウ科イノモトソウ属>マツザカシダ
[学名]:Pteridaceae Pteris nipponica Shieh


1) 学名の Pteris は、「pteron(翼)。羽状の葉形から来たもの」[#2]
2) nipponica は、「日本の」 という種小名です。
3)
Shiehは、命名者です。調べましたが不明でした。

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Photo. 1   マツザカシダ Pteridaceae Pteris nipponica Shieh


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Photo. 2   マツザカシダ Pteridaceae Pteris nipponica Shieh


Photo. 3 には、葉柄基部を示してます。
無毛で、わずかに褐色が買っています。鱗片は見られません。

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Photo. 3   マツザカシダ葉柄基部



参照文献
[#1]: 岩槻邦男編、日本のシダ植物 シダ、平凡社、1992、ISBN4-582-53506-2
[#2]: "属名解説". 百科瞭然. http://www.geocities.jp/nonkihoke/ryozen/zokumeik.htm#[D]

ウォーク・ルーティン完了

本日も快晴の下でのウォーク・ルーティン完了。

前回同様、東松山市の市民の森を回遊しました。

前回ご報告しました石垣には、Photo. 1, 2 に示しますシダ植物も群生していました。
すっかりシダ屋となってしまいました。

頂羽片のはっきりとした単羽状(1回羽状複葉)、葉辺鋸歯、羽片1-2対、中軸の翼、最下の側羽片にある小羽片などの特徴からイノモトソウ(井の許草)と推定されます。
この推定の根拠は、参考文献 [#1] に基づきます。
最も顕著な特徴は、中軸の翼に違いありません。


イノモトソウ科>イノモトソウ属>イノモトウソウ
「学名」:Pteridaceae Pteris multifida Poir


1) 学名の Pteris は、「pteron(翼)。羽状の葉形から来たもの」[#2]
2) multifida は、羅和辞典 [#3] ではmultifidusとして「1.多くの割れ目のある、2.多烈・・・」とあります。
3) Poirは、学名の命名者で仏の植物学者Jean Louis Marie Poiret [#4] と考えられます。


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Photo.1   イノモトウソウ Pteridaceae Pteris multifida Poir


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Photo.2   イノモトウソウ Pteridaceae Pteris multifida Poir


参照文献
[#1]: 岩槻邦男編、日本のシダ植物 シダ、平凡社、1992、ISBN4-582-53506-2
[#2]: "属名解説". 百科瞭然. http://www.geocities.jp/nonkihoke/ryozen/zokumeik.htm#[D]
[#3]: 田中秀央編、羅和辞典、研究社、2006, ISBN4-7674-9024-3
[#4]: "植物学者の略記一覧(M-R)". https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%8D%E7%89%A9%E5%AD%A6%E8%80%85%E3%81%AE%E7%95%A5%E8%A8%98%E4%B8%80%E8%A6%A7_(M-R)#P

ウォーク・ルーティン終了

本日のウォーク・ルーティン終了。

 東松山市市民の森周辺を回遊しました。
Photo. 1 のシダ植物が、森縁辺の日当たりのよい石壁に群生していました。

 1回羽状複葉、葉辺細鋸歯、羽片12-13対、羽片基部の耳垂、光沢無し等の特徴からヤマヤブソテツ(山藪蘇鉄)と推定されます。この推定の根拠は、参考文献 [#1] に基づきます。


オシダ科>ヤブソテツ属>ヤマヤブソテツ
[学名]:Dryopteridaceae Cyrtomium fortunei var. clivicola (Makino) Tagawa


1) 学名のDryopteridaceaeは、オシダ科の科名です。Dryopteris が「ギリシャ語のdry(カシ)+pteris(シダ)。カシノキに着生(ちゃくせい)するシダの意から」[#2]
2) Cyrtomiumは、ヤブソテツ属の属名です。「cyrtoma(曲がり)。羽片が鎌形に曲がるから」[#3]
3) fortunei は、「東亜の植物採集家R.フォーチュンの、「Fortune」+「-i(人名に因む)」[#3] という種小名です。
4) var. clivicolaは、変種名の指定ですが、調査をしましたがその意味は不明でした。
5) (Makino) は、牧野博士が初めて命名した原命名者であることを表記しています。
6)Tagawa は、田川博士が学名を変更したことを表記しています。

参照文献
[#1]: 岩槻邦男編、日本のシダ植物 シダ、平凡社、1992、ISBN4-582-53506-2
[#2]: "属名解説". 百科瞭然. http://www.geocities.jp/nonkihoke/ryozen/zokumeik.htm#[D]
[#3]: "種名解説". 百科瞭然. http://www.geocities.jp/nonkihoke/ryozen/zokumeik.htm

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Photo. 1   ヤマヤブソテツ:Cyrtomium fortunei var. clivicola  (Makino) Tagawa


Photo. 2
は、羽片裏の胞子嚢群(ソーラス)を示しています。
不規則に散在しているのがわかります。

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Photo. 2   ヤマヤブソテツ 裏面のソーラス

Photo. 3 に葉柄基部の鱗片を示します。
褐色、黒褐色の披針形であることがわかります。
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Photo. 3  ヤマヤブソテツ 葉柄基部の鱗片

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プロフィール

nonchan

ブログデビューしたてのビギナーです。 定年リタイア後、ルーティンとして週5のウォーキングと週2のスイミングを課してます。 ブログでは、わたし流の生活から派生した事項を載せるつもりです。 まずは、ウォーキング中に撮影した自宅付近の植生の写真を載せます。 趣味の木工も掲載しようかと考えています。