2018年05月

2016年末に定年退職しました。 このブログでは、埼玉県比企郡鳩山町を中心にした植生写真を掲載します。 その他、その地誌、趣味の木工、旅行、お酒にも触れます。

川越不動蚤の市へまたまたまた行きました!

 5月28日、川越不動尊の蚤の市へ行きました。
今回はさしたる目的は無かったのですが、出かけました。
前回は土曜でしたので結構人も多く混雑してましたが、今回は平日でしたので割とすいてました。
年齢層もシニアが多かったですが、相変わらず西洋系の外国人が目につきました。

 いつもの大工道具屋さんをのぞきました。
今日はいつものおばあさんではなく、中年の男性でした。
8分の追い入れ鑿は、ありませんでした。
鉋も気に入るものはありませんでした。

 いつもの古伊万里の店では、膾皿が目に入りました。
店のおばさんはうどん皿と称していました。
確かに肉厚です。
Photo. 1をご覧ください。
見込には、樹下に1屋と釣人、遠くに島影、沖に帆掛船の浮かぶ海浜風景が描かれています。
樹下一屋釣人 山水紋 染付 膾皿と呼ぶことにします。
なかなか安穏な景観では、ないでしょうか。
繊細ではありませんが、のびやかなタッチです。
気に入りました。
Photo. 2に示しますように、(側面)3か所には2艘の帆掛船がたゆたう姿があります。
写真の中央の絵には、右側にPhoto. 1の見込みに描かれた島影と思われるものが遠景として付け加えられているようにみえます。
いかがでしょうか。
なおサイズは、肉厚7-8mm程度、直径180mm、高さ60mm程度ありました。


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Photo. 1 樹下一屋釣人 山水紋 染付 膾皿見込

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Photo. 2 樹下一屋・釣人山水紋 染付 膾皿3か所に描かれた帆掛船:
中央の絵では遠景に島影があるように見えます。


 この店では先ほどのおばさんの他に、その息子さんも出品しています。
Photo. 3染付向付が気に入りました。
なかなか珍しい図柄だと思いませんか。
向付は、Photo. 3 (a)の唐草文の縦の仕切り3本で3つの領域に区割りされています。
各領域は、Photo. 3(b)で示しましたようにさらに斜線で仕切られています。
仕切斜線下部には、穏やかな海に浮かぶ帆掛船が描かれています。
この帆掛船は、樹下一屋釣人山水紋 染付 膾皿に描かれているPhoto. 2帆掛け船と類似しています。
(親子の店ですので、仕入れ先は同じであると想像され、従って作者も同一の可能性もあるかも。)
帆掛船の上部左、仕切斜線の付け根部分の”丸に放射線”はいったい何でしょうか。
わたし流では、太陽とみました。
一方斜線の仕切上部には、3つの螺旋文が描かれています。
わたし流では、この螺旋文を荒れる海の怒涛と見ました。
のモチーフは、海という自然の恩恵と脅威の対比とみました。
いかがでしょうか。
ということで、この向付唐草仕切海浜文 染付 向付と呼ぶことにします。


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Photo. 3 染付 向付
左 (a):蔦模様の縦の仕切り、右 (b):蔦模様の縦の仕切で区画された領域の絵柄


 Photo. 4には、唐草文の縦の仕切り3本で3つの領域に描かれた文様を示しました。
この螺旋模様は、ほんとうはいったい何なのでしょう。


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Photo. 4 染付 向付
縦の蔦模様で仕切られた3つの区画に描えがかれた絵柄


 前回気になっていた古民具が今回も展示されていました。
Photo. 5をご覧ください。
何であるかわかりますか。
オール木製の糸車です。
右側のハンドルを廻しますと、糸巻が回ります。
歯車も木製です。
そういえば木製の歯車だけの骨董品も他の店で見かけました。


 さて腹も減ったので、今日もスシローで昼ごはんとします。


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Photo. 5 木製糸車


4方十字組手 (3本組木)を作製しました!

 今回4方十字組手 [1]3本組木とか呼ばれているものを作製しました。
いままでの組手、すなわち飛騨組手(千鳥格子)螺旋組も2次元的組手でしたが、今回は3次元的組手となります。

 Photo. 1 をご覧ください。
これが4方十字組手 (3本組木)です。
この写真では組手は、1点支持の設置となっています。
一点支持の設置とは、下面と接地するのは1個の角材のみの設置の仕方をこう呼ぶことにします。

 4方十字組手 (3本組木)は、3本の角材から構成されています。
角材は、サイズがすべて30mm×30mm×200mmのスプルースです。
しかし直交している部分の内部構造、言い換えますと各角材の相欠きの構造は3本すべて異なります。
この組手の技法の詳細は、別途ご紹介いたします。
この組手技法は宮大工職人の技法として伝達されてきたようなのですが、実際の建築例は少ないようです [1]
なお近年、隈研吾氏がこの技法を応用して建造物を構築したということです [2]
この組手が3次元的組手である特徴をうまく利用していますね。

 
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Photo.1 4方十字組手 (3本組木):下面と接地するのは1個の角材(1点支持の設置)


 この木組みはPhoto. 1のような1点指示の置き方では安定的ではありませんが、Photo. 2に示しますような3点支持にすると安定しますので、オーナメントとして利用できます。
また置台としての可能性もあると考えられます。
試しに台としての適用を試みました。
Photo. 3 をご覧ください。
花台、岩石+香炉台、他のオーナメントの置台とかの応用の可能性もあるかと考えられます。
岩石+香炉台は、ちょっとリスキーですが・・・。
特に今回は30mm角長さ200mmの角材でしたが、より細めにより長めにすれば安定性も増強し応用が広がりそうです。

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Photo. 2 4方十字組手 (3本組木):下面と接地するのは3個の角材(3点支持の設置)

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Photo. 3 4方十字組手 (3本組手)の応用例:左:花台、中:岩石+香炉台、右:オーナメント台




参照サイト





螺旋組を作製!!!

 今回は、螺旋組オーナメントを作製しました。
Photo. 1をご覧ください。
三角螺旋組と呼ばれている組木です。
3本の20mm×25mm×150mmのホワイトウッドから構成されています。

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Photo.1 三角螺旋組


 次にPhoto. 2をご覧ください。
六角螺旋組と呼ばれている組木です。
6本の15mm×15mm×175mmの杉材から構成されています。

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Photo.2 六角螺旋組


 この組木螺旋組と呼ばれているようなのですが、出典が不明です。
前回と前々回で飛騨組木(千鳥格子)技法の原理をご説明いたしました。
実は今回の螺旋組の技法は、飛騨組木(千鳥格子)技法の延長線上にあります。
ご興味のある方は、螺旋組の技法を解明してみてください(螺旋組技法の原理)。
先に飛騨組木技法をやや詳細に説明したのも、この技法が応用可能であるという理由からでした。
いずれ時を見て図解で螺旋組技法を説明したいとは考えています。
図を作成する余裕があればですが、・・・。

 Photo. 3、4 三角螺旋組六角螺旋組の応用例を示します。
そのままオーナメントととしても使用できますが、花台コースターとしての応用も可能です。
ここでは花台として応用してみました。

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Photo. 3 三角螺旋組の応用例:左;オーナメント、右;花台


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Photo. 4 六角螺旋組の応用例:左;オーナメント、右;花台






飛騨組子(千鳥格子)技法の原理(続き一般化)

 飛騨組子(千鳥格子)の技法の原理の続きです。
前回は、3+3=6本の角材の組手の技法原理を説明しました。
今回は角材の数を増加させた場合すなわち一般化について記載します。

 Figure 1 をご覧ください。
この図は4+4=8本の角材の組手の技法原理を説明している図です。
前回の説明を敷衍すれば、8本のうち6本すなわち横方向のH1,H3,縦方向のV1,V2,V3,V4はすべて同一の断面形状です。
すなわち相欠き深さを板厚の2/3にした角材です。
残りの2本、横方向のH2,H4を相欠き深さを板厚の1/3としています。

 前回の説明から下記のような手順でくみ上げればよいと理解いただけると思います。

(1)V1とV3を机上に置きます。
(2)その上にH1とH3を、相欠きを重ねて接ぎます。
(3)V2,V4をH1,H2の上に相欠きを重ねて接ぎます。
(4)V1とV3を持ち上げ机上から浮かせます。
(5)V1,V2,V3,V4の相欠きに生成された(板厚に相応する長さを持つ)に空き間にH2とH4を横方向から挿入します。
(6)持ち上げていたV1とV3を机上におろし、H2ならびにH4とV1,V2,V3,V4の相欠きのはめ合いをさせれば完成です。


FIGURE 1 飛騨組子(千鳥格子):3+3=6本の場合



 上記の説明を帰納すれば、一般化することができます。
(m+n) 本の角材から構成された飛騨組木(千鳥格子)の場合について記載します。
縦方向の角材がm個、横方向の角材がn個とします。
縦方向角材は、V1,V2,...,Vm-1,Vmとなり、横方向角材はH1,H2,...,Hn-1,Hnとなります。

 m,nの偶奇により4つのケースが考えられます。
ここでは、そのうちの一つのケースである m=even, n=evenの場合、m, n>=2に関して記載します(Case 1)。
FIGURE 2をご覧ください。

 角材の断面形状としては2種類で、(mn-n/2) 個の角材が FIGURE 1 のV1 同様に相欠き深さが板厚の2/3のもの、残る n/2 個が FIGURE 1 の H2 同様に相欠き深さが板厚の1/3のものとなります。
上記手順の記載を拡張すると、下記の手順でくみ上げればよいと理解いただけると思います。

(1)V1,V3,...Vm-1を机上に置きます。
(2)その上にH1,H3,...Hn-1を、相欠きを重ねて接ぎます。
(3)V2,V4,...,VmをH1,H3,...Hn-1の上に相欠きを重ねて接ぎます。
(4)V1,V3,...,Vm-1を持ち上げ机上から浮かせます。
(5)V1,V2,V3,V4,...,Vm-1,Vmの相欠きに生成された(板厚に相応する長さを持つ)空き間に,H2,H4,...,Hnを横方向から挿入します。
(6)持ち上げていたV1,V3,...Vm-1を机上におろし、H2,H4,...,HnとV1,V2,V3,V4の相欠きのはめ合いをさせれば完成です。

他の3つのケースは下記となります。

Case 2: m=even, n=odd
Case 3: m=odd, n=even
Case 4: m=odd, n=odd

以上のケースに関しては、類推してください。


FIGURE 2 飛騨組子(千鳥格子 ):縦 m 本、横 n 本、計(m+n)本の場合





 なお川越高等技術専門校に通行していた時に自由課題として製作した飛騨組子Photo. 1に示しました。
剣留にて縦框に接いだ横桟の上部には一重菱の組子、その下部には縦横14枚から成る飛騨組子を配置してます。
この飛騨格子は、m=n=7の場合に相当します。
上部の軽量な菱と下部の重厚な飛騨組子の対比で、心地よいリズムを生成するように意図しましたが、いかがでしょうか。


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Photo. 1 川越高等技術専門校での自由課題
横桟上部に一重菱の組子、下部には飛騨組子千鳥格子, m=n=7)を配置

飛騨組子(千鳥格子)技法の原理




 以前飛騨組子を作製し記事  [1] にしましたが、その際に飛騨組子の技法上の原理説明を省きました。
今回は今後のためこの原理の説明を試みます。
難しい話ではないのですが、図面を作るのをさぼっていたためのびてしまいました。

 6本の角材から組む飛騨組子(千鳥格子)は、5本の同一断面形状の角材とそれとは異なる1本の角材形状の角材から構成されます。

角材V1,V3の断面形状は、FIGURE 1 の右側に示しています。
3か所の凹部を持ちます。
この凹部を専門的には相欠きと申します。
この凹部の深さ、すなわち欠き取る深さは角材の板厚の2/3です。
他方 H1, H3の断面形状は、FIGURE 1 の下方に示しています。
これも3か所の相欠きを持ちます。
すぐわかりますように、V1あるいはV3をひっくり返したものです。
また、V1,V3,H1,H3はすべて同一形状であることもわかります。
手順としては、下記となります。 
(1) V1とV3を机上に置きます。
(2) その上にH1とH3を、相欠きを重ねて接ぎます。

 

FIGURE 1 V1,V3の上にH1, H3を置きます


 次にFIGURE 2 をご覧ください。
5本目の角材 V2 を持ってきます。
これは、今までの角材と同一の断面形状です。

(3)このV2をH1,H2の上に相欠きを重ねて接ぎます。



FIGURE 2 V2 を置きます


 FIGURE 3をご覧ください。
この図は、このときのH1またはH3とV1,V2,V3との相欠きの重なりの状況を模式的に示しています。
相欠きの深さがすべて2/3としたため、H1またはH3とV1,V2,V3との相欠きに空き間が形成されていることがご理解いただけますでしょうか。


FIGURE 3 H1あるいはH3とV1,V2,V3の相欠きの状況


  さてこの時にV1とV3を上方に持ち上げた際の状況は、どうなるでしょうか。
FIGURE 4をご覧ください。
V1とV2には上向きの外力が作用し、その他のH1,H2,V2には下向きの重力が作用します。
FIGURE 3で説明しました相欠きの空き空間による効果です。
このときV1またはV3とV2との位置関係はどうなるでしょうか。

FIGURE 4 V1とV3を上方に持ち上げたとき:
H1あるいはH3とV1,V2,V3の相欠きの状況


  この位置関係を図示しましたのが、FIGURE 5 (a) です。
図中の L に注目ください。
これはH1あるいはH2の角材表面の机上からの準位を表します。
この準位LがV1あるいはV3,V2においてはどこに相応するかを図中の(b)に示しています。
図中 (a) からご理解いただけると思います。
(b)の準位Lを一致させて描いたのが、(c)となります。
図中で領域Sと表した空間ができます。
このSの図中において横の長さは、1/3+2/3=1となり角材の肉厚に等しくなります。

FIGURE 5 V1とV3を上方に持ち上げたとき:
V1あるいはV3に対するV3の位置関係


 この領域Sが生成されることが、この飛騨組手の核心となります。
FIGURE 6 をご覧ください。
ここに角材H2を図の左側から横方向に領域Sを通過させて貫通させます。
このH2の断面形状が図中に示されています。
H2は他の5本と断面形状が異なります。
すなわち異なる点は、相欠き深さはが2/3ではなく1/3である点です。
このH2は相欠きのはめ合いを緩みなく強固にするため必要最小の数値1/3にしています。



FIGURE 6 V1とV3を上方に持ち上げた状態でH2を貫通させる

 
 最後に持ち上げていたV1とV2を離せば、H2はV1,V2,V3と相欠きで緩みなく強固にはめ合います。
FIGURE7に示しますように、これで完成です。


FIGURE 7 持ち上げていたV1とV3を離せばH2はV1,V2,V3と相欠きで
緩みなくはめ合い完成です

参照
ギャラリー
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プロフィール

nonchan

ブログデビューしたてのビギナーです。 定年リタイア後、ルーティンとして週5のウォーキングと週2のスイミングを課してます。 ブログでは、わたし流の生活から派生した事項を載せるつもりです。 まずは、ウォーキング中に撮影した自宅付近の植生の写真を載せます。 趣味の木工も掲載しようかと考えています。