2018年08月

2016年末に定年退職しました。 このブログでは、埼玉県比企郡鳩山町を中心にした植生写真を掲載します。 その他、その地誌、趣味の木工、旅行、お酒にも触れます。

陶芸教室 (5報)⇒花器焼成

 大東大オープンカレッジ陶芸教室の第5報最終です。
今回は花器の記事を書きます。

 まずはPhoto. 1 をご覧ください。
これを用いて、これから作る花器のイメージを説明します。
写真の花器は、下部の4角柱状の筒型部(以降4角筒とします)と上部の小さい円筒から構成されています。
これから作る花器は、下部の4角筒は同じですが上部は円筒ではなく小さい4角筒から構成されます。
このような花器は、あまり目にしないように思われます。
イメージしていただけたでしょうか。

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Photo. 1 製作する花器のイメージ(引用:https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p608765205

 今回使った技法は、成形に関してはたたらの貼り合わせというものです。
また模様の技法に関しては、フリーカップで経験済みの掻き落としとなります。
ざっくり申しますと、タタラ作りした板状のタタラを組み合わせて立体化するということになります。
直感的にいうと、目的の立体図形を展開したときにできる板状の要素部分をくみ上げるということです。

 下記に手順を書きます。

1⃣下部の四角筒の成形

1) タタラの準備
2) タタラに紙型を押し当て、高さ150mm底辺100mm程度の台形4個、一辺100mm程度の正方形1個をカット
3) 台形を側面、正方形を底面となるようドベ(粘土を水でといだ糊状のもの)で接着貼り合わせ、底のある四角筒容器 A(実際は上方に向けて萎んだ筒)を成形

2⃣上部の小さい四角筒の成形

4) タタラに紙型を押し当て、高さ40mm底辺50mm程度小さい台形4個、一辺70mm程度の小さい正方形1個をカット
5)上記の一辺70mm程度の小さい正方形の中央に40mm正方をカット
6)台形を側面、正方形を底面となるようドベで接着貼り合わせ、側面から底が張り出した四角筒容器 B(実際は上方に向けて萎んだ筒)を成形

3⃣上下の四角筒の合体

7)四角筒容器 A に四角筒容器 B をドベで接着貼り合わせ
8)素地土(灰色)に白色系の化粧土をかけて乾燥

4⃣掻き落とし

9)模様の考案
10)模様を転写、表面の白色系の化粧土を削出し
11)色付け
12)釉薬かけ
13)焼成

 この工程で、生徒は2)-7),9)-11)を担当し、先生は1),8),12),13)を受け持ちました。
Photo.2 に上記工程の7), 8)の写真を示します。
Photo.1 と先の説明からからイメージしていただいた花器と類似していましたでしょうか。
4角筒型の陶器はろくろではできないので、この教室の主題である手捻ならではの形態でないかと思います。
しかも花器の口部も4角筒型となっており、なかなか珍しい形態の花器ではないかと考えています。


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Photo. 2 花器製作の途中の過程
左:上下の四角筒の接着貼り合わせ後、 右:素地土(灰色)に白色系の化粧土をかけて乾燥後

次にPhoto. 3 に工程9) において考案した模様を示します。
花器の側面が4面ありますので、各面に植物を描くことにしました。
春の山野草ナルコスゲ以外の3種は秋口の山野草です。
根生葉ススキナルコスゲ蔦系アマチャズルスズメウリといった対比も意図しました。
今回は工程11) の色付けに時間の余裕があり、手間をかけることができました。

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Photo. 3 考案した模様
上左:アマチャズル、  上右:ススキ
下左:ナルコスゲ、   下右:スズメウリ

 完成品をPhoto.4 に示します。
今回は色付けに手間をかけることができたせいか、今までの中では満足できるできると自画自賛してます。
惜しむらくは、釉薬に斑を生じた面が2面ありました。
これも景色として楽しみましょう。


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Photo. 3 完成した花器春秋山野草4種の花活
上左:アマチャズル、 上右:ススキ
下左:ナルコスゲ、   下右:スズメウリ

 花器の底の銘は、今回も”INF.”です。
これは私の木木木の工房INFINITYのロゴマークです。
 
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 さて今回で大東大 オープンカレッジ陶芸(手捻)は終了です。
次回は陶芸(ろくろ)に挑戦しようかと考えています。

陶芸教室 (4報) ⇒ 小皿焼成

 大東大オープンカレッジ陶芸教室の第4報です。
小皿の記事を書きます。

 小皿を成形する製法も、盛皿同様タタラ作りです。
作製手順は、下記となります。

1)     タタラの準備
2)  タタラに型紙を押し当てて約mm円盤状にカットする。
3)  タタラ片面の縁周囲にに粘土紐(皿の深さ程度の直径を持つ)をのせる。
4)  3) を裏返す。
5)  その中央にたたんだ布を押し付けくぼませ皿状にする。
6)  (乾燥、粘土紐を除去する。)
7)  模様を考案し、厚紙に転写後カットし型紙とする。
8)  その型紙を皿に押し当て、皿の粘土に刻印を打ち模様をマーキングします。
9)  絵付けする。
10) 釉薬をかける。
11) 焼成

生徒は手順 2)-5),7)-9)を、先生が手順 1), 6),10),11)を実行しました。
手順6) は、推定です。
前回の大皿との違いは、手順7), 8)が異なることです。
前回は模様を粘土上に転写し削りました。
今回は模様を厚紙に転写後カットし型紙を作り、その型紙を粘土に押し付け段差を作ることでマーキングしました。
厚紙をカットするのは手間がかかりそうでしたので、繰り返し模様としました。
当然その繰り返し単位だけの型紙を作れば済みます。
模様は、平安期の千鳥格子文様 [1] と言われているものにしました。
Photo.1 に手順  7)の全体の模様と繰り返し単位であるカット後の型紙の写真を示しました。
この繰り返し単位の部分に、ピンクの絵付けをしました。
このときも時間上の制約にて、丁寧な輪郭線と重ね塗りができなかったのが悔やまれます。

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Photo.1  平安期の千鳥格子文様と言われている模様
左:繰り返しの単位模様、 右:左の繰り返し単位をつなげた模様


 次に最終的な完成品を示します。
Photo. 2 をご覧ください。
皿のサイズは、およそ直径120mm、高さ20mmです。
色付けが丁寧にできなかったため、ピンクに斑がでてます。
型紙を粘土に埋めたため、模様の輪郭線はかろうじてでています。
皿底の銘は、” INF. "としました。

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Photo.2 平安期の千鳥格子文様小皿
右:皿底の銘:” INF. "

 小皿は、別にもう一つ焼成しました。
Photo.3 に手順  7)の全体の模様と繰り返し単位であるカット後の型紙の写真を示しました。
左の写真からわかりますように、単位の模様は飛翔する鶴と松の模様です。
これを用いて、右のように中心に3松模様とその周囲に鶴3羽が飛翔する模様にいたしました。
松には緑の色を付けました。
鶴は適合する色が無かったため、色付けはしませんでした。

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Photo.3 鶴に3松の模様
左:繰り返しの単位模様:飛翔鶴と松、 右:中心に3松とその周囲に輪状の3羽の鶴の模様

 完成品をPhoto.4に示します。
皿のサイズは、上記同様およそ直径120mm、高さ20mmです。
こちらの皿は、上記の皿には無い脚をつけているのが形態上の差異となります。
当初の予定とははずれ、松は3松にするスペースが確保できず2松になってしまいました。
鶴に2松です。
また鶴の輪郭線ですが、色付けもできず型紙を押し付けたときの段差だけなので明瞭さに欠けるのが心残りです。
こちらの小皿には、右の写真に示しますように底に脚を3脚付加しました。
皿底の銘は、こちらも”  INF. "としました。

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Photo.4 2松と鶴模様の3脚小皿
右:皿底の銘:”  INF. "

 最後になりますが、平安期の千鳥格子文様に関しまして触れます。
平安期の千鳥格子文様Photo.5に示します。
これは、ネットサイト [1] からの引用です。


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Photo. 5 平安期の千鳥格子文様:引用 [1]


上記サイトには、下記のような興味をそそられる記載があります。

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この千鳥格子文様は平安時代の重要な絵画にたくさん見られる。
赤と黄の組み合わせの派手な色彩で四天王寺所蔵の「扇面法華経冊子」の下地や「伴大納言絵巻」に描かれている群集の着物柄に見る事ができる。
貴族の衣装では見られないので、庶民に流行していたと思われる。
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 なお私自身もネットサイトで「扇面法華経冊子」と「伴大納言絵巻」を調査しましたが、まだこの千鳥格子文様にいきあたっていません。
引き続き調査したいと思います。


ネットサイト


ギャラリー
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プロフィール

nonchan

ブログデビューしたてのビギナーです。 定年リタイア後、ルーティンとして週5のウォーキングと週2のスイミングを課してます。 ブログでは、わたし流の生活から派生した事項を載せるつもりです。 まずは、ウォーキング中に撮影した自宅付近の植生の写真を載せます。 趣味の木工も掲載しようかと考えています。