わたし流の庭の植物たちを紹介しています。
日記風にfacebookに記載していたものをまとめました。
内容を少し追加したりしています。
まずは春編(3)です。


(1) 4月23日
 
 本日の花は、ウツギです。
ウツギは「空木」で、茎が中空であることに由来します。
花弁は純白の5弁花で、花軸にはおびただしい数の花弁を咲かせます。
深い緑色の小型の葉身は、花弁と調和しています。


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(2) 4月24日

 本日の花をご存知でしょうか。
この植物は、ムサシアブミと申します。
ムサシアブミは「武蔵鐙」で、武蔵野国で作られた鐙を意味します。
3枚目の写真にあるように、鐙は馬具です。
2枚目の写真に示しているように、花のように見えるのは花弁ではなくブツエンホウ(仏炎苞)と呼ばれるものです。
仏炎苞で有名な植物は、ミズバショウです。
ムサシアブミではこのブツエンホウの内部に花が隠れていて見えません。
ムサシアブミは、雌雄異株です。
写真の個体は雌株で、秋口に赤い実がなります。

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(3) 4月25日

 本日の花は、ツリガネスイセンです。
釣鐘状の花弁を総状に咲かせます。
花弁の色は、紫かかった青色です。
葉は根生葉で、鈍い灰色がかった緑色です。
花弁と葉身の色合いは、和風というよりヨーロッパ的です。
ちなみに植栽したつもりはないのですが、いつの間にか居座っています。

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(4) 4月26日

 本日の花は、アセビまたはです。
アセビは、「馬酔木」です。
壺型の花弁を複総状に咲かせます。
花弁の色は、白色です。
葉は濃い深緑色です。


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(5) 4月27日

 本日の植物をご存知でしょうか。
え!これ花無いじゃないか?
葉身の中央を注意してみてください。
この植物の名称を知ってらっしゃる方は、植物オタクかもしれません。
実はこの植物は、ハナイカダと申します。
ハナイカダは、「花筏」です。
ハナイカダは、雌雄異株です。
花をズームアップしたのが、2番目の写真です。
花弁は4枚で、花弁中央にメシベ柱頭が見えます。
従いまして、我が家の花筏は雌株となります。

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(6) 4月28日

 本日の花は、ツルニチニチソウです。
ツルギキョウともいいます。
蔦で成長する植物です。
花弁は5枚で紫がかった青色です。
葉は緑色ですが、この写真ではどれがツルニチニチソウの葉であるかわかりませんね。
とにかく繁殖力が旺盛で、この写真のように蔦をはやしていたるところに侵入してきます。

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(6) 4月29日

 本日の花は、シランです。
シランは、「紫蘭」です。
鮮やかな赤紫色(紅紫)の花弁です。
花の形状は唇形で、中央下部の花びらは波を打っています。
葉身は長だ円形で鮮やかな黄緑色です。
花と葉の鮮やかな色の対比が印象的な花です。


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