一昨日は川島にあるカインズホーム工房にて飛騨組子(通称では千鳥格子)を作製してきました。
資材売り場にてホワイトウッド角材を購入して、工房を4時間借りられる権利を得ました。
角材のサイズは19mm×25mm×1820mmで、価格は478円でした。
鶴ヶ島のカインズ工房でのワークは経験済みでしたが、こちらは初めてでした。
ルールは同一でした。

 ワークベンチが3台あり、うち1台はすでに使用中でした。
大学生と思しき男性1人が何やら製作中でした。
当方も車から、ツール箱を2個運びこみました。
ツール箱の工具は、丸鋸、ルータ、定規類、鑿類といったところです。
主たる作業は、電動工具を使ったカットと切り欠きとなります。
電動工具を使用するのは久しぶりでしたので、切り欠きに時間を取られ完成に至りませんでした。
翌日自宅で胴付鋸と鑿類など手工具を用いて続行し完成させました。

 Photo.1 に示しました飛騨組子をご覧ください。
花台にしているのが、今回製作した飛騨組子です。
19mm(W)×25mm(H)×117mm(L)の直方体形状の角材6個から構成された組木です。
飛騨の伝統的組木として有名です。
横方向、縦方向に厚さ25mmの角材が互い違いに組まれています。
それはまるで竹細工の編み込みのようにみえます。
厚みの無い竹であれば、このように編み込むことは困難ではありません。
それでは厚さ25mmの角材を如何にして、竹細工のように編み込むのか。
回答は次回とします。




IMG_20180331_092209
Photo.1 飛騨組子(通称、千鳥格子

IMG_20180331_133920

Photo.2 飛騨組子(通称、千鳥格子
まるで竹細工の編み込みのように、25mm厚の角材が相互に入り込まれています!

 なおこの飛騨組子のことを千鳥格子と呼んでいます。
下記がそのいわれです[1]

******************************************************************************

今から360年前、飛騨の名工が旧軽岡峠(現高山市荘川町)

上り口に地蔵堂を造りました。

その格子戸の組子は、普通では組めない互い違いに組んだものでした。

どのように組んであるか外見ではわからい素晴らしい出来栄を、

昭和46年荘川村(現高山市荘川町)指定文化財に指定し、

これを「千鳥格子」と呼ばれるようになりました。

または、ねじれ組格子とも言われます。
******************************************************************************



参考文献

[1]:https://www.hidatakumi.jp/%E9%A3%9B%E9%A8%A8%E7%B5%84%E5%AD%90-%E5%8D%83%E9%B3%A5%E6%A0%BC%E5%AD%90%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/