アオキ

2016年末に定年退職しました。 このブログでは、埼玉県比企郡鳩山町を中心にした植生写真を掲載します。 その他、その地誌、趣味の木工、旅行、お酒にも触れます。

わたし流の庭の植物たち(その1: 4月9日~15日)

 わたし流の庭の植物たちを紹介します。
日記風にfacebookに記載していたものをまとめました。
内容を少し追加したりしています。
まずは春編です。

(1) 4月8日
まずは、シャガです。
シャガは、「射干」、「著莪」です。
漢名の「射干」を音読みしたシャカンがシャガに転訛したといわれています。
漢名の「射干」は、ヒオウギを指します。
シャガの葉がヒオウギに似ていることから間違いが生じたらしいです。
花弁の紫色とオレンジ色の対比がよいですし、両色のグラデーションも魅力です。
また葉もすっきりして好きです。
今年は、例年より3-4週早い開花です。
癒されるますでしょうか。

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(2) 4月9日
今日のお花は、ニリンソウです。
ニリンソウは、「二輪草」です。
花茎の先に、5弁花を2輪、あるいは3輪付けるのが特徴です。
これがニリンソウの名の由来です。
この花弁は、純白で小さくとても清楚感があります。
また葉は、濃い緑色の3枚葉で深い切れ込みと斑が特徴です。
ニリンソウの葉の姿は、とても印象的で記憶に残ります。
葉は土(根)から直接出ているように見えます(根生葉といいます)。


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(3) 4月10日
本日のお花は、タツナミソウです。
地上まじかに咲く紫色の花弁は、かなり目立ちます。
タツナミソウは、「立浪草」です。
花茎に花弁が複数重なる様子を、浪に見立てたものと思われます。


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(4) 4月11日
本日のお花は、ヤマブキです。
ヤマブキは、「山吹」です。
しなやかな枝が風に揺れる様子から、「山振り」(やまぶり)と見立て、転訛して「ヤマブキ」となったという説をとります。
普通のヤマブキは5弁花ですが、わたし流では八重咲です。
鮮やかな花弁の黄色とつややかな葉身の緑の調和が好きです。
生命力が強く、お隣さんの庭にも侵入してます。


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(5) 4月12日
本日のお花は、スノーフレークです。
スノードロップに似ていて大きいことから、ドロップをフレークに変えてスノーフレークとしたようです。
花茎に2-3個の純白の花弁を付けます。
花弁の縁の緑色の斑紋が特徴的です。
細長い濃い緑色の葉も好きです。
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(6) 4月13日
本日のお花は、何かおわかりでしょうか。
実は、アオキです。
アオキは、「青木」です。
枝も幹もいつも緑色をしていることからの命名です。
4枚のえびちゃ色の花弁が美しいですよね。
このえびちゃが印象的ですし、花弁の縁の白系の縁取りも調和しています。
花弁には花柱の無いおしべ4本が見えます。
従いましてこれは雄花であり、我家のアオキは男木です。
従って実はなりません。
花弁の背景の明るい新緑の葉身も花弁と調和しています。


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(6) 4月14日
本日のお花は、ツツジです。
語源は、説がいくつかありますが不明と言えるでしょう。
我家のツツジは、道路に面した植栽に植えこんでいます。
鮮やかな正にツツジ色 ( deeppink )の花弁です。
屋外より屋内に飾ると、このツツジ色が部屋を鮮やかにしてくれます。
例年よりは3週間ほどの早咲きです。


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(6) 4月15日
本日のお花は、皆さまご存知のハナミズキです。
ハナミズキは、「花水木」です。
ミズキの仲間で花が目立つことに由来する
これは、7-8年ほど前に野鳥から頂いたプレゼントです。
いまでは、5m程度に成長してます。
中心にある小さな緑色の集団が花弁の集団です。
白色のものは総苞ですが、その縁が薄紫色がかっています。
花が終わりの頃は、総苞は白から薄味の赤がかかってきたと思います。

久々のウォーク

通っている学校の冬季休暇に入って6日目になりました。
賀状の作成やら庭木の剪定やらX’masやらで、ほぼ1週間たってしまいました。
今日は久々に、鳩山町石坂の森から東松山市民の森をウォークいたしました。
半年ぶりです。
この日は風が強く、行きかう人もなく静かなウォークを楽しみました。
森の中は、冬枯れの様相です。
Photo.1 は、東松山市民の森の写真です。
半年前と変わりない赤松を主にした岩殿の深い谷間が望めます。
落葉樹が葉を落としているので、谷の上部は日が差し込んでいます。

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Photo. 1  東松山市民の森

 いっぽう石坂の森はというと、常緑のアオキ、ヒサカキ、ヤブコウジ、アセボなどやシダ類が緑を呈しています。
見晴らしの丘にきました。
北西から北東にかけては、遠景が望めませんでした。
気象状況が良いと、上越の白い山並みや日光の山が望めるポイントです。
南西には雲がなく、富士山がうっすらとみえました。
Photo. 2 をご覧ください。
奥武蔵山系、秩父山系の連なりの先が霊峰です。
富士山は、やはり荘厳ですね。
富士の霊峰に、2018年度の平穏を祈りました。

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Photo. 2 石坂の森 見晴らしの丘からの南西方向の眺望:富士山

岩殿観音(正法寺)境内のアオキ花芽の展開!!! ベニシダ新芽!! スミレ、シロバナノヘビイチゴ、カントウタンポポ!

 昨日は、スイミングルーティンでした。
本日は岩殿観音(正法寺)、東松山市の市民の森、鳩山町石坂の森をウォークしました。
至る場所で、いっせいに植物が活動を開始し始めました。

特に、新芽の展開・開花の準備を目の当たりにして圧倒され感動しました。

ここでは、本日遭遇しました植物6例ご紹介いたします。

 Photo.1 をご覧ください。
これは正法寺(岩殿観音)境内のアオキの花芽の展開を示しています。
市民の森、石坂の森でもアオキの花芽が観測できました。
アオキのお花は、渋いのですがとても味わいがあって大好きです。
アオキは、雌雄異株です。
この写真は、雄株の花序と推定されます。
比較として、Photo. 2に実の付いている雌株の写真を示します。

 ところでこのアオキは、
植物分類学上極めてユニークな特徴を有しており、科名を3種類ほど持っています。
すなわち、アオキ科
(Aucubaceae)ミズキ科(Cornaceae)ガリア科(Garryaceae)の3種です。
これらの3種は、植物分類学の体系の差異に相応しています。
具体的には上記の科名は、それぞれ新エングラー体系、クロンキスト体系、APG植物分類体系での科名に対応しています。
エングラー体系は、単純な花の構造から複雑な構造の花というスキームでの分類のようです。
クロンキスト体系も、花の構造に基づきますが、標準的な花構造から非標準というスキームでの分類のようです。
他方
APG植物分類体系では、前2者とは全く異なり葉緑体のゲノム解析に基づく分類のようです。


ガリア科>アオキ属>アオキ
[学名]:
Garryaceae Aucuba  japonica
[漢名]:東瀛珊瑚(トウエイサンゴ)[#1]


1) 学名の
Garryaceae は、APG植物分類体系でのガリア科という科名です。
2) 
Aucuba は、アオキ属の属名です。「アオキバ(日本名の方言)から。アオキ属」[#2]
3) 
japonica は、日本産という意味の種小名です。


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Photo. 1  岩殿観音(正法寺)境内アオキ
Garryaceae Aucuba  japonica
雄株の花序であろうと推察されます


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Photo. 2  石坂の森アオキ
Garryaceae Aucuba  japonica
雌株の花序と推察されます


 
岩殿観音(正法寺)境内では、シダ植物の新芽が観測できました。
ベニシダの新芽と推察されます。
Photo. 3 に示します。



オシダ科>オシダ属>ベニシダ
[学名]:Dryopteridaceae Dryopteris erythrosora


1) 
Dryopteridaceae は、オシダの科名です。
2) Dryopterisは、オシア属の属名です。 ギリシャ語のdry(カシ)+pteris(シダ)。カシノキに着生(ちゃくせい)するシダの意から。オシダ科オシダ属。」[#2]
3)
 erythrosoraは、「赤色の胞子嚢群(嚢堆)のある [#3]という意味の種小名です


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Photo. 3  岩殿観音(正法寺)境内のシダ植物の新芽ベニシダ
Dryopteridaceae Dryopteris erythrosoraと推定


 岩殿観音から東松山市の市民の森へさらに石坂の森に出ると、春の野草が開花していました。
Photo. 4スミレ2種を示しました。

ニオイタチツボスミレタチツボスミレと推定されますが、スミレの特定は難しいので再度調査が必要かもしれません。

スミレ科>スミレ属ニオイタチツボスミレ
[学名]:Violaceae Viola obtusa

スミレ科>スミレ属タチツボスミレ
[学名]:Violaceae Viola grypoceras


またPhoto. 5には、シロバナノヘビイチゴカントウタンポポを示しました。
昆虫もすでに活動中です。

バラ科>オランダイチゴ属>シロバナノヘビイチゴ
[学名]:Rosaceae Fragaria nipponica

キク科>タンポポ属>シロバナノヘビイチゴ
[学名]:Asteraceae Taraxacum platycarpum


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Photo. 4 スミレ
左(石坂の森):ニオイタチツボスミレか?、右(市民の森):タチツボスミレか?


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Photo. 5 市民の森
左:シロバナノヘビイチゴ、右:カントウタンポポ



参考文献
[#1]: 跡見学園大学. 跡見群芳譜. http://www2.mmc.atomi.ac.jp/web01/Flower%20Information%20by%20Vps/Flower%20Albumn/ch2-trees/aoki.htm
[#2]: "属名解説". 百科瞭然. http://www.geocities.jp/nonkihoke/ryozen/zokumeik.htm#[D] 
[#3]: 
"種名解説". 百科瞭然. http://www.geocities.jp/nonkihoke/ryozen/zokumeik.htm


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プロフィール

nonchan

ブログデビューしたてのビギナーです。 定年リタイア後、ルーティンとして週5のウォーキングと週2のスイミングを課してます。 ブログでは、わたし流の生活から派生した事項を載せるつもりです。 まずは、ウォーキング中に撮影した自宅付近の植生の写真を載せます。 趣味の木工も掲載しようかと考えています。