早々の桜の開花にお花見が間に合わず、お花見代わりに日本橋にある土佐料理店で初鰹を食べようという話になりました。
場所は日本橋三越前の土佐料理 祢保希 日本橋店にしました。
祢保希は、"ねぼけ"と読みます。
一休.comで昼の懐石コースを予約したら、ワンドリンク付き完全個室でおひとり様4500円でした。
正規料金のなんと17%オフでした。

 通された部屋は4畳程度の完全個室で、有難いことに堀こたつの卓でした。
まずはサービスドリンクのビールを頼みました。
ビールが来て、ほどなく旬菜盛合わせです。
山菜のきんぴら、鰹の燻製、煮凝り、フライ、巻寿司の5種盛でした。
続いて、うすい豆の摺り流しです。
うすいえんどうをすりつぶし出汁で伸ばしたもので、抹茶のような深い緑色を呈したあつあつのお汁でした。
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Photo. 1 左よりサービスドリンクのビール、旬菜盛合わせうすい豆の摺り流し


 次はいよいよお造りの登場です。
あら塩をふった初鰹の炭火焼きたたき、旨い。
柑橘系のたれに浸してもうまい。
天然活〆の桜鯛と鮃も、鮮度抜群で文句なしのうまさ。
ここですかさず日本酒、船中八策純米酒を頼みます。
司牡丹の定番の超辛口の純米酒で、日本酒度+8、酸度1.4という数値が示すように淡麗辛口の極みという特徴を持っています。
お造りとの整合性は、抜群でした。

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Photo. 2 左よりお造り、純米酒船中八策初鰹のはらんぼ柚香焼

焼き物は、初鰹のはらんぼ柚香焼です。
初鰹のハラミを柚子をつけて焼いた珍味です。
魚肉とは全く異なる食感で、弾力のある歯ごたえは他にたとえようがありませんでした。
 
 次は揚げ物となります。
筍と土佐野菜の天ぷらでしたが、筍の天ぷらが最高でした。
香りと食感とを十分満足しました。
ここで次の日本酒、亀泉を頼みます。
亀泉酒造の特別純米酒で、日本酒度+5、酸度1.5という数値からも淡麗辛口のカテゴリーですが、先ほどの船中八策と比較しますと香りが立つ感じです。

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Photo. 3 左より揚げ物ー筍と土佐野菜の天ぷら特別純米酒亀泉、ヤリイカのサラダ

 ヤリイカのサラダが運ばれてきました。
亀泉をやりながら、ヤリイカとともに新鮮野菜をいただきました。
ほどなく、締めの食事、焼鯖寿司と稲荷寿司が赤だしとともに来ました。
ややたってデザートの2種盛りが出てきました。

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Photo. 4 左より焼鯖寿司と稲荷寿司、赤だし、デザートの2種盛り


 土佐料理店での会食は、初めてでしたが大満足でした。
特にお造りの初鰹の炭火焼きたたき、天然活〆の桜鯛と鮃がとても旨かった。
また、筍の天ぷら焼鯖寿司も印象的でした。
初鰹のはらんぼ柚香焼も珍味として一度は食べておく1品であるかと思いました。
なお一休.comで予約するのが、お得感があります。


 さて店を出て日本橋界隈を散策していると、ビルの谷間に鳥居が見えてきました。
福徳神社とあります。
お社はこじんまりとしています。
こちらは、お稲荷様で芽吹稲荷とも言うそうです。
お社の前には、お狐様が2体左右におります。
向かって左のお狐様は、巻物のようなものを口にくわえていました。
帰宅してから調べましたら、この福徳神社は江戸期に幕府から富籤の発行を許可された数少ない神社のうちの一つであったということで、現在は宝くじの当選祈願のスポットになっているとのことでした[1]

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Photo. 5 左より福徳神社鳥居、本殿、巻物のようなものを口にくわえるお狐様


 東京駅方向に歩いていると、日本銀行本店が見えてきました。
現在改修工事中のようでした。

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Photo. 6 日本銀行本店


すぐわきに日本銀行金融研究所貨幣博物館 [2] があり、無料とありましたのでましたので立ち寄りました。
中に入ると空港の所持品チェックさながら、厳重なX線検査装置および金属探知機による所持品検査を受けました。
警備上の理由なのかもしれませんが、かなり違和感をおぼえました。
「ただより・・・何とやら」を実感いたしました。
展示内容は、貨幣の歴史が主たるものであまり興味をひきませんでした。
そこそこに館外へ出て、東京駅に向かいました。

 本日はここまでとし家路に急ぎました。



参考URL
[1]https://tripeditor.com/164240
[2] : https://www.imes.boj.or.jp/cm/