木木木の工房INFINITY

2016年末に定年退職しました。 このブログでは、埼玉県比企郡鳩山町を中心にした植生写真を掲載します。 その他、その地誌、趣味の木工、旅行、お酒にも触れます。

鳩山町CM:まちおこしカフェにスマホとタブレットのスタンドを新規に出展!!!

 鳩山町CM(コミュニティ・マルシェ)まちおこしカフェに、新規木製品を本日出展いたしました。
それは、

(1) タブレットスタンド(SPF、面取り加工)
(2) スマートフォンスタンド(桧材、面取り加工有り無し2種類)

の2点です。

 両社ともに、構造は極めてシンプルです。
板材に角度をつけた溝を板材の表面と裏面に掘ったものです。

 タブレットスタンドでご説明します。
Photo. 1 をご覧ください。
INFINITY焼印が見える側を表面と定義します。
スマホにしろタブレットにしろ、その厚みはほぼ10mm前後です。
従いまして溝幅は、両者(1),(2)ともに表面で10mmと裏面で12mmの2種類としています。
Photo. 2 をご覧ください。
これが裏面の12mmの溝に差し込んだ写真です。
写真に用いたタブレットでは、その厚みは9mm程度でした。
Photo. 12 を比較して、タブレットの傾斜角が変化しているのが確認できますでしょうか。
Photo. 2の方が傾斜角が大きくなっています。
タブレットへの指のアクセス感に変化をもたすことができ、指の作業に応じて変えることができる仕掛けにしています。


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Photo. 1  タブレットスタンド:表面での装着(溝幅10mm)

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Photo. 2  タブレットスタンド:裏面での装着(溝幅12mm)

  鳩山町CMのスタッフ様のご厚意により、タブレットの表示用にご使用になりたいということでサンプル品のタブレットスタンドをレジの付近に設置いただきました。
Photo. 3 をご覧ください。
また右横には、販売品のタブレットスタンド製品とスマートフォンスタンド製品も配置していただけました。
ご自分のタブレットをご持参いただき、サンプル品で実際に味見をしてみてください。

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Photo. 3  タブレットスタンドのサンプル品:
鳩山町CMまちおこしカフェレジ横での展示

 一方のスマートフォンスタンドは、Photo. 4 に示しますように木木木の工房 INFINITYの展示テーブルに設置しました。
こちらにスマートフォンスタンドのサンプル品を置きましたので、ご自分のスマホで味見してください。
スマートフォンスタンド面取り加工をしたものとしていないものと2種類ありますので、お選びください。
サンプルのスマートフォンスタンドは、面取り加工無しです。


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Photo. 4  スマートフォンスタンド:
木木木の工房 INFINITYの展示テーブル(サンプル品と販売品)


 一方Photo. 5面取り加工したスマートフォンスタンドを示します。
木端と面との交わる陵を丸面取りしています。


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Photo. 5  スマートフォンスタンド(面取り加工有):
木木木の工房 INFINITYの展示テーブル(販売品)


鳩山町コミュニティー・マルシェ:まちおこしカフェに出展!!!

 鳩山町コミュニティ・マルシェとは、行政(鳩山町)と民間の複合施設です。
鳩山ニュータウン内の鳩山町コミュニティセンターの1Fに存在しています。
Photo. 1 をご覧ください。
鳩山町コミュニティ・マルシェの入口の写真です。


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Photo. 1   鳩山町コミュニティ・マルシェのエントランス


 鳩山町コミュニティ・マルシェは、民間のパワーを導入して、1)移住推進、2)福祉、3)地域農産物・加工品の販売、4)起業支援、5)研修支援の活動をしています。
上記の中で3)の地域農産物・加工品の販売をしている施設が ”まちおこしカフェ” です。
今回この ”まちおこしカフェ” に、わたし流の木工房 ”木木木の工房 INFINITY” が出展いたしました。
Photo.1 の正面のエントランスを抜けた後、左側を見渡した写真が Photo. 2 です。
このエリアが ”まちおこしカフェ" となります。
写真の中央の通路の左手の2番目のテーブルに出品しました。



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Photo. 2  鳩山町コミュニティ・マルシェまちおこしカフェ
 
 Photo. 3 をご覧ください。
展示スペースは、半円形テーブルの半分、四分円状エリアとなっています。
お隣様と半円テーブルをシェアしています。
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Photo. 3  展示用のテーブルと展示製品

 展示の木製品は、鳩山クラフトフェアの際の展示製品と重なっています。
Photo. 4、5 をご覧ください。
展示製品は、ペンシルスタンド(桧、櫤、ウォールナット)、螺旋組、ブックスタンド(傾斜型)、4方十字組手、スリッパラック、飾り格子棚、糸巻の9点です。
各製品の詳細に関しましては、以前の記事 はとやまクラフトフェア展示製品のご案内 をご参照ください。

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Photo. 4  対角前列:左よりペンシルスタンド(桧、ウォールナット、櫤)
対角後列:左より螺旋組、ブックスタンド(傾斜型)



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Photo. 5  前列:4方十字組手
            中列:左よりスリッパラック、糸巻
    後列:飾り格子棚

陶芸教室 (5報)⇒花器焼成

 大東大オープンカレッジ陶芸教室の第5報最終です。
今回は花器の記事を書きます。

 まずはPhoto. 1 をご覧ください。
これを用いて、これから作る花器のイメージを説明します。
写真の花器は、下部の4角柱状の筒型部(以降4角筒とします)と上部の小さい円筒から構成されています。
これから作る花器は、下部の4角筒は同じですが上部は円筒ではなく小さい4角筒から構成されます。
このような花器は、あまり目にしないように思われます。
イメージしていただけたでしょうか。

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Photo. 1 製作する花器のイメージ(引用:https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p608765205

 今回使った技法は、成形に関してはたたらの貼り合わせというものです。
また模様の技法に関しては、フリーカップで経験済みの掻き落としとなります。
ざっくり申しますと、タタラ作りした板状のタタラを組み合わせて立体化するということになります。
直感的にいうと、目的の立体図形を展開したときにできる板状の要素部分をくみ上げるということです。

 下記に手順を書きます。

1⃣下部の四角筒の成形

1) タタラの準備
2) タタラに紙型を押し当て、高さ150mm底辺100mm程度の台形4個、一辺100mm程度の正方形1個をカット
3) 台形を側面、正方形を底面となるようドベ(粘土を水でといだ糊状のもの)で接着貼り合わせ、底のある四角筒容器 A(実際は上方に向けて萎んだ筒)を成形

2⃣上部の小さい四角筒の成形

4) タタラに紙型を押し当て、高さ40mm底辺50mm程度小さい台形4個、一辺70mm程度の小さい正方形1個をカット
5)上記の一辺70mm程度の小さい正方形の中央に40mm正方をカット
6)台形を側面、正方形を底面となるようドベで接着貼り合わせ、側面から底が張り出した四角筒容器 B(実際は上方に向けて萎んだ筒)を成形

3⃣上下の四角筒の合体

7)四角筒容器 A に四角筒容器 B をドベで接着貼り合わせ
8)素地土(灰色)に白色系の化粧土をかけて乾燥

4⃣掻き落とし

9)模様の考案
10)模様を転写、表面の白色系の化粧土を削出し
11)色付け
12)釉薬かけ
13)焼成

 この工程で、生徒は2)-7),9)-11)を担当し、先生は1),8),12),13)を受け持ちました。
Photo.2 に上記工程の7), 8)の写真を示します。
Photo.1 と先の説明からからイメージしていただいた花器と類似していましたでしょうか。
4角筒型の陶器はろくろではできないので、この教室の主題である手捻ならではの形態でないかと思います。
しかも花器の口部も4角筒型となっており、なかなか珍しい形態の花器ではないかと考えています。


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Photo. 2 花器製作の途中の過程
左:上下の四角筒の接着貼り合わせ後、 右:素地土(灰色)に白色系の化粧土をかけて乾燥後

次にPhoto. 3 に工程9) において考案した模様を示します。
花器の側面が4面ありますので、各面に植物を描くことにしました。
春の山野草ナルコスゲ以外の3種は秋口の山野草です。
根生葉ススキナルコスゲ蔦系アマチャズルスズメウリといった対比も意図しました。
今回は工程11) の色付けに時間の余裕があり、手間をかけることができました。

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Photo. 3 考案した模様
上左:アマチャズル、  上右:ススキ
下左:ナルコスゲ、   下右:スズメウリ

 完成品をPhoto.4 に示します。
今回は色付けに手間をかけることができたせいか、今までの中では満足できるできると自画自賛してます。
惜しむらくは、釉薬に斑を生じた面が2面ありました。
これも景色として楽しみましょう。


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Photo. 3 完成した花器春秋山野草4種の花活
上左:アマチャズル、 上右:ススキ
下左:ナルコスゲ、   下右:スズメウリ

 花器の底の銘は、今回も”INF.”です。
これは私の木木木の工房INFINITYのロゴマークです。
 
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 さて今回で大東大 オープンカレッジ陶芸(手捻)は終了です。
次回は陶芸(ろくろ)に挑戦しようかと考えています。

木木木の工房 INFINITYのロゴ決定!!!

 川越高等技術専門校を終了して1ヶ月ほど経ちました。
この間、木木木の工房 INFINITY を立ち上げました。
ホームペイジをご興味があればご覧ください。

 ロゴは数学上の無限大記号である ∞ に決めていましたが、何かひと捻りをしたいと考えていました。
ネット上で記号の由来を調べていましたら、初めて導入したのはイングランドの数学者 John Wallis
[1]
とされています(1655年)[2]

彼はその記号の由来を明らかにはしませんでした [2]

しかしながら、由来に関しては2説あるそうです。

ひとつは1000のローマ数字 (元々CIƆ、またCƆ)の変形形であるという説で、他は「大きい数量」を意味したギリシャ文字 "ω" (ギリシャ文字列の最後尾)に由来するものと推測されております [2]


 私がロゴとして採用した無限大記号は、∞の変種で"閉じた"記号ではなく"開いた"記号です。
FIGURE 1をご覧ください。

この記号は Leonhard Euler が彼の著作(1744年)の中で使用したものです [2]

いかがでしょうか。

Euler様の偉大さにに多少なりともあやかれれば幸いです。


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FIGURE 1  木木木の工房 INFINITY のロゴ:Eulerの著作の中の無限大記号 [2]


参考文献

[1] https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%AA%E3%82%B9


[2] https://en.wikipedia.org/wiki/Infinity_symbol


ギャラリー
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プロフィール

nonchan

ブログデビューしたてのビギナーです。 定年リタイア後、ルーティンとして週5のウォーキングと週2のスイミングを課してます。 ブログでは、わたし流の生活から派生した事項を載せるつもりです。 まずは、ウォーキング中に撮影した自宅付近の植生の写真を載せます。 趣味の木工も掲載しようかと考えています。