本年の第8回はとやまクラフトフェアで展示します木製品をご案内申し上げます。
このフェアに合わせて設計・製作したものが2点あります。
まずはPhoto. 1 をご覧ください。
猪口棚です。
わたし流には、酒とりわけて日本酒をいただく陶磁器容器、つまりお猪口にこだわりがあります。
日本各地を旅行した際には、その土地の焼き物の猪口を土産にしています。
ということでお猪口がたまってきましたので、このお猪口をディスプレイする専用棚を新規設計し製作してみました。
材は杉無垢材です。
和の雰囲気が出るよう設計しました。
棚板の後部に棚板よりも厚い角材を接合して、棚の縁材としてました。
猪口を棚上に配列してみました。
Photo. 2 をご覧ください。
いかがでしょうか。
ロゴの焼印は正面を避けて背面に配置しました。
Photo. 3 をご覧ください。
Photo. 1 猪口棚
Photo. 2 猪口棚:お猪口の配列例
猪口棚の方かの一つは、キュービックシェルフです。
有節のSPF材が1枚放置状態になっていましたので、これの利用を考えました。
スタッキングシェルフの中でも最も要素的なものが、キュービックシェルフです。
有節SPF材とワトコオイルの効果で、アンティーク風味を醸しだすことを意図しました。
Photo. 4 をご覧ください。
オープン(背板の無い)タイプの極めてsimpleなキュービックシェルフです。
C/Pを上げるためたくさんある節には特別な配慮をかけず、エイヤーとワトコオイルで仕上げしました。
どうでしょうか、アンティークな雰囲気を感得できますでしょうか。
好き嫌いが、でそうな外観ですかね。
本や花器雑貨などを収納できます。
また無印良品のスタッキングシェルフの内寸サイズと調和していますので、同社のスタッキングシェルフの様々なアイテムも収納して使用可能です。
また無印良品のスタッキングシェルフの内寸サイズと調和していますので、同社のスタッキングシェルフの様々なアイテムも収納して使用可能です。
以上が新作となりますが、従前からあるブックレスト(書見台)とブックエンドにサブタイプを追加いたしました。
まずは、ブックレスト(書見台)からご案内いたします。
Photo. 4 をご覧ください。
写真1列目に2個のブックレスト、2列目と3列目に各1個のブックレストが配置されています。
ここで2列目のブックレストが、従来からあるものでここでは標準型ブックレストと呼ぶことにします。
1列目の2個のブックレストは、標準型ブックレストの横の長さを半分にしたものでショートタイプブックレストと呼ぶことにします。
他方、3列目のブックレストは標準型ブックレストの背板の丈を長くしたもので丈長タイプブックレストと呼ぶことにいたします。
ショートタイプブックレストは、わたしの小学校の同級生からの要請で製作した経緯があります。
その同級生は、カバーをかけたスマホのスタンド用途としてブックレストを考えたのでした。
しかしながら、標準型よりももっとコンパクトにしたいため横長を半分にして頂戴ということでした。
このショートタイプブックレストでも、文庫本や小型の単行本ならばホールドできますので本来のブックレスト(書見台)としての機能は保持できます。
いっぽう丈長タイプブックレストは、上さんからの要請でした。
雑誌など縦の長い書籍類は、背板の丈が長いほうがより安定性が増使い易いとのことでした。
この指摘に鑑み製作しました。
一列目:ショートタイプ、 2列目:標準型、 3列目:丈長タイプ
次は、ブックエンドです。
Photo. 6 をご覧ください。
写真右側が、従来からの傾斜型ブックエンドです。
これを傾斜型ブックエンドを傾斜型ブックエンド従来タイプと命名します。
中央が今回製作したブックエンドのサブタイプです。
このサブタイプは長さ(写真では奥行方向の長さ)を従来型の半分にしたもので、傾斜型ブックエンドショートタイプと呼ぶことにします。
これもかみさんからの要請で、よりコンパクトで省スペースな傾斜型ブックエンドにして欲しいというものでした。
机やテーブルなどにスペースを取らずに傾斜型ブックエンドを置いて、そこらのはがきやダイレクトメイルなどを載せて整理整頓するのに使いたいということでした。
ちなみに、左端の1対のL字型のものは、通常よくあるものでわたし流には標準型ブックエンド(通常よくあるブックエンドです)と呼ぶものです。
左側:標準型ブックエンド、 中央:傾斜型ブックエンドショートタイプ、 右側:傾斜型ブックエンド従来タイプ
以降順次ご紹介します。
Photo. 7 は、3本の角材から構成された螺旋組です。
螺旋組(3本組)と命名します。
Photo. 7 螺旋組(3本組):ホワイトウッド材
Photo. 8 は、6本の角材から構成された螺旋組です。
螺旋組(6本組)と命名します。
右から左へ杉材、杉、桧材(4本)/杉材(2本)、桧材
Photo. 9 は、飛騨組子(千鳥格子)です。
Photo. 10 は、4方十字組手(3本組木)です。
Photo. 11 は、スリッパラックです。
3個とも同型かつ同寸ですが、ワトコオイルの塗色を変えています。
写真手前から奥に向かって、ミディアムウォールナット、ダークウォールナット/チェリー、チェリーとなっています。
ワトコオイルの塗色を変えています。