だいぶ空白ができました。
毎日の学校通いで記事を書くことができませんでした。
今は夏季休暇です。

 先週は家人の両親を訪ねて空便にて北海道にわたり、道内と東北の温泉各2か所につかりつつ南下して戻ってきました。
従来"わたし流"の旅行ではたとえ北海道でも車での移動でしたが、今回は飛行機とJRでの移動としました。
道内は支笏湖畔の丸駒温泉旅館と函館湯の浜温泉ホテル、東北は鉛温泉 藤三旅館青根温泉 不忘閣に宿をとりました。
上記のいずれの宿も、温泉に着目して選択しました。
温泉宿に関しての"わたし流"の基準は、源泉掛け流しとなります。

 さて各宿の温泉の特徴と感想に関して、順を追ってに記載します。
まずは支笏湖丸駒温泉 丸駒温泉旅館から始めます。
こちらは、日本秘湯を守る会の会員宿となっています( [1] ご参照)。
また日本温泉遺産を守る会の温泉遺産にも認定されています( [2] ご参照)。
Photo. 1 をご覧ください。

IMG_20170802_091059IMG_20170802_051011IMG_20170802_050919
Photo. 1  支笏湖丸駒温泉 丸駒温泉旅館
左:玄関口の標識、中:旅館ロビー付近、右:支笏湖ビュー、写真左側にうっすら風不死岳が見えます

さて丸駒温泉旅館の温泉に関して、以降簡潔に記載します。


1. 丸駒温泉旅館

自家源泉1種類を有します。

1) 泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉(旧泉質名:含土類・石膏-食塩泉)(中性低張性高温泉)
2) 泉温:54℃
3) 湧出量:120 l/min
4) 知覚的試験:淡黄色澄明、無味、無臭
5) PH値:6.54
6) 含有イオン:Na(+) > Ca(+), Cl(-) >HCO3(-) >SO4 (2-)
7) 方式:掛け流し
以上、Photo. 2の温泉分析表を ご参照ください。
8) 浴室
男女各下記の3か所
①天然露天風呂:a 足元湧出湯、b 湯の深さと支笏湖水位は同一(すなわち雨量により年間約80cm変動する)
②展望露天風呂:支笏湖、風不死岳など湖畔の山並みと原生林を見ながらの湯浴み
③大浴場
以上、Photo. 3ご参照。
風呂の写真撮影は禁止されているため、リーガルなわたしとしては宿のウェブサイト [1] から引用させていただきます。
9) 主観:
泉味は塩味があるように感じました。
浴室①は希少価値あり、湯温もぬるく夏に長時間浸かるのに適合、ただし支笏湖は風呂の岩垣に隠れ見えないのが無念。
足元湧出湯の特徴を確認できませんでした。
また湯の深さの変動も水位の異なる期を見て再来しないと確認できません。
②は湯温も程よく景観もよく気にいりましたが、夏場はアブが時々来てゆったり湯浴みができないのが難点。
③は湯温の異なる3か所の浴槽があり、窓越しに支笏湖を望むことができるのが良し。

 総じて、泉質も特異性がなくさらに温泉の特徴も確認できずリピートの意欲は小でした。
しかしながら、静かな支笏湖と風不死岳を眺めながら湯に浸かる幸福感は替えがたい存在感を感じました。


IMG_20170802_045004
 Photo. 2 丸駒温泉 丸駒温泉旅館の温泉分析表


天然露天風呂展望露天風呂内湯
Photo. 3  丸駒温泉旅館の3浴室( 引用:[3] )
左:天然露天風呂、 中:展望露天風呂、右:大浴場
対向の山は風不死岳(フップシダケ)


引用
[1]: 日本秘湯を守る会.  http://www.hitou.or.jp/
[2]: 日本温泉遺産を守る会. http://www.onsen-isan.com/
[3]: 丸駒温泉旅館. webサイト:http://www.marukoma.co.jp/onsen02.html